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鴨田潤 Crystal K404
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No.01

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Laura Mvula「Sing To The Moon」

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Rhye「Woman」

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Daft Punk「Random Access」

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Larry Gus「Not Living」

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Four Tet「Beatiful Rewind」

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Sky Ferreira「Night Time, My Time」

Suicideみたいにも聴こえるし、取るに足らないバブルガムなエレクトロニック・ポップにも聴こえる。グランジのようでもあるし、フィル・スペクターによるガール・ポップの現代版のようでもある。隙だらけだけど、今年一番面白かったし、自由を感じた。軽いエレクトロニック・ポップ「Love In Stereo」から、最終曲「Night Time, My Time」のデビッド・リンチ的悪夢の落差(「ツインピークス」をまたやるとしたらSky Ferreiraに主題歌を歌って欲しい)、めちゃくちゃだけど、これをやってしまうところにも勢いが現れている気が。

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Ariel Pink & Jorge Elbrecht「Hang On To Life」「No Real Friend」

今年の夏は、この7inchの両面をひたすらひっくり返して聴いていた。ソフト&メロウな曲調ながら、どこか埋めようのない狂おしさが漂う。この二人のコレボレーションは、「Jorge Elbrose」という名前で継続、そしてJorge ElbrechtはAriel Pink’s Haunted Graffitiにも加入とのことなので、2014年も期待。

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きゃりーぱみゅぱみゅ「Unite Unite」

息子(1歳)が、きゃりーぱみゅぱみゅにはまり、毎日のように聴いているが、その中でこの曲を発見した。シングル「にんじゃりばんばん」のB面曲「Unite Unite」。きゃりーぱみゅぱみゅの歌詞、と言えば究極の無意味というのがパブリック・イメージだと思うが、この曲の歌詞はきゃりーの心情を反映したパーソナルな内容。誰もが心の片隅に抱えているであろう不安や焦りを描いて、すっと気持ちを後押ししてくれるような歌になっている。これを聴いて、中田ヤスタカ氏の詩作は、心の影や屈託をきちんと描くものでもある、という認識になった。

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inc.「No World」

気付けば繰り返し再生したアルバム。R&Bテイストではあるが、トレンドとは一線を画し、数年後に聴いても風化しないであろう強い美意識。オフィシャルtwiiterで、「僕たちはゲームは不得手だから、音楽産業の敗者。でもずっと音楽をつくり続ける。」という発言が印象的だったけど、繰り返し聴けて生活の一部になってくれるような音楽をこれからも期待したい。

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大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝 パート3、4(NHK-FM)

ラジオ番組だけど、大瀧詠一氏はかつて、ポップス伝は自分の新アルバムのようなものだと思ってくれという趣旨の発言してたので、ここに入れさせてもらう。幼少の頃から両親のレコード・コレクションでポップスやロックに親しんだ・・・訳では全くない自分にも、師匠のポップス伝がある、そう思わせてくれる番組。